【バトルオブシンオウ】猿王の系譜【最終3位&4位 レート1826&1822】

シングル63ということもあって元々この大会には参加するつもりがなかったのですが、TLの古参勢がぼちぼち今大会のことを話題にしてて、やっぱり4世代からポケモンを始めた人間としては参加しない訳にはいかない!ということで釣られて参加してきました(

こちらが今回使用した構築になります。

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【構築の経緯】

4世代は元々シングル66しかやっていなかったのですが、63も66もそう大きく環境は変わらないだろうと考えていて、自分が当時作り上げていたシングル66用の構築をFCロトム等の解禁されたポケモン、ラティドラン等の禁止になったポケモンを踏まえ、現環境に適応させていきました。

 

https://kingin.koro-pokemon.com/patio3/read.cgi?no=1705

 

上記は5年ほど前のスレッドですが、ここで組んである構築が今回の構築のベースになっています(といっても原型は殆ど残っていません…笑)

 

最初はこの構築の通り、願い事シャワーズゴウカザルor鉢巻カイリキーを組ませて願い事で回復しつつ負担を押し付ける構築を組もうかと思っていました。

しかし、この環境のゴウカザルは珠を持っていることが多く、シャワーズでは受けきることが出来ないため、元々シャワーズが持っていた役割(猿、ギャラへの受けだしやスカガブストッパー等)をマリルリ、水ロトムに分担して引き継がせました。

ここまでの3枠で残りに求める要素として挙げられるのは、

①耐久水への打点 

②猛威を振るうであろう火炎玉ミロカロス+毒毒玉グライオンハピナス(ラッキー)の受けループの処理ルート 

オニゴーリ対策枠 

④スカーフ持ちのポケモンゴウカザル以上のSを持つポケモンに対する上からの打点

 

これらの要素を埋められるように残り3枠のチョイスを行っていきました。

それぞれについては個別解説で触れますが、この構築はこの環境で高い勝率を得る為のパーツを組み合わせていっただけのものであり、強くパーティコンセプトと言えるようなものがありません。なので代わり映えのしないポケモンばかりで構築記事としてはあまり面白味のあるものではありませんがそこはご容赦ください(

 

【個別解説】

f:id:rem2601:20180228040432g:plainゴウカザル@命の珠 てつのこぶし

無邪気 151-156(252)-92(4)-124-81-176(252)

<インファイト フレアドライブ マッハパンチ 目覚めるパワー氷>

 

構築の始点。

元々受けループに強いポケモンが欲しいと思っていてこの枠はカイリキーとも迷っていたのですが、ロズレイドロトムのような中速ポケモンに抜かれてしまう点や対ハサの性能を考えて結局はこのポケモンに行き着きました。

持ち物・技構成は対受けループを強く意識したものになっており、HBミロカロスが後出しから猿を受けられないだけの火力と後出しグライオンへの技の打ち分けを意識して命の珠で採用しました。(ミロカロスは火炎玉での採用が殆どなので事前にマンムーマリルリで持ち物を叩き落としておく下準備が必要)

目覚めるパワー氷はグライオンを意識しての採用で猿に対してノコノコ後出ししてきたグライオンをたくさん分からせてきたので本当に採用していてよかったと感じた技でした。

マッハパンチはこのポケモンの性質上一番不要に見える技ですが、てつのこぶし補正の乗ったこの技の火力は素晴らしく、後続のポケモンの先制技圏内に入れたり、先制技を持つポケモンの最後っ屁をケアしたりと多くの状況で活躍してくれました。又、ステルスロックを撒かない構築なので襷を削る手段を構築全体でなるべく多く持っていたいというのも採用理由の一つでした。

 

f:id:rem2601:20180228040525g:plainマンムー@気合いの襷 あついしぼう

やんちゃ 185-178(92)-100-121(244)-72-122(172)

<フリーズドライ はたきおとす 氷の礫 地震>

 

①を中心に②、④までカバーする万能ポケモンです。

フリーズドライを採用することによってトリトドンやヌオー等の耐久水を呼び込みつつ機能停止に追い込めるのが非常に強力でした。ウォッシュロトムにも悪くない打点が入ります。

受けループの駒によくいるミロカロスにはフリーズドライの通りがあまりよくありませんが、火炎玉をはたきおとしてしまえば後続のゴウカザルインファイトを後出しから受けられなくなります。

④についても初手で対面しやすいスカーフ持ちの多い水ロトムに対して襷を盾にしつつ、持ち物をはたきおとすことでゴウカザルが上から打点を叩きこめるようになります。マリルリと違ってはたきおとすのタイミングでボルトチェンジで逃げられないのがよいですね。

持ち物は水草ロトムロズレイドに対して突っ張りたい場面が多すぎるので気合いの襷一択でした。

 

f:id:rem2601:20180228040400g:plainハッサム@こだわりハチマキ

意地っ張り 149(28)-200(252)-121(4)-x-101(4)-113(220)
<バレットパンチ とんぼがえり はたきおとす ばかぢから>
 
鋼の耐性を持ちつつ主に③、④の要素を満たします。ピクシーの処理速度が速いのも◎
ゴウカザルに加え、このポケモンまでいるので一度もオニゴーリを選出されたことがなく、精神衛生上とてもよかったです。
持ち物は襷の削れたアグノムやゲンガーを上からなるだけ一撃で処理したいのでこだわりハチマキで採用。技構成もオーソドックスなもので特に弄りようがないかな、と思っています。
配分は準速60族抜きとなる必要最低限のS実数値113を確保した後、気持ち耐久に振り分けていますが、素直にASぶっぱでも問題なかったように思います。
 

f:id:rem2601:20180228040902g:plainロトム@オボンの実

控えめ 157(252)-x-128(4)-157(140)-129(12)-119(100)
<ハイドロポンプ 10万ボルト ボルトチェンジ 目覚めるパワー氷>
 
地面・飛行タイプの一貫を消しつつギャラミロマリルリ等に投げる枠として採用しました。
耐性は非常に優秀なのですが、その分役割も多岐に渡るので少しでも過労死するのを遅らせるためにオボンの実を持たせています。
技構成について特筆すべき点はありませんが、ガブリアスに対して技を外すと後続の圏内に入れられなくなるので、命中安定の高打点としてめざパは氷で採用しました。
配分は準速ハッサムを抜いてくるロトムまで抜けるようSを確保し残りをHCに振り分けています。
 

f:id:rem2601:20180228040923g:plainポリゴン2@こだわりメガネ ダウンロード

控えめ 185(196)-x-110-170(236)-115-90(76)
<トライアタック 10万ボルト 目覚めるパワー炎 トリック>
 
この構築はこだわりスカーフ持ちのロトムが辛かったのでそのロトムにトリックを誘発させる枠として採用しました。相手側の視点ではやはりポリゴン2の超耐久は奪っておきたいみたいで、目論見通りしっかりとトリックを打ってくれたのでよかったです( 
元々この枠に採用を検討していたスカーフロズレイドやスカーフポリゴンZではこの「誘って潰す」動きは取れないのでこのポケモンで大正解でした。
目を引くのは持ち物のこだわりメガネですが、このルールでの進化の輝石ポリ2は耐久過多だと考えていて思い切ってアタッカーとして採用してみました。
ダウンロードでCの上がったポリゴン2のトライアタックの火力は絶大で、後出ししてきたH177-100のハッサムでさえほぼ受かりません。(割合49.1%~58.1%)
どの攻撃も一回は耐える程度の耐久と火力を両立しており、初手に置いてこのポケモン1体で相手の構築を半壊させることもあり、いつもとは全く異なる性質のポケモンとして活躍してくれました。
甘えたハッサムマリルリを抜けるようにSに少し努力値を回しています。
 
意地っ張り 187(92)-112(252)-101(4)-x-102(12)-89(148)
 <アクアブレイク じゃれつく はたきおとす アクアジェット>
 
ゴウカザルに投げる枠として採用しました。
 はらだいこは決めても止まる場面が多く、自分から猿受けの役割を放棄する訳にはいかなかったので代わりにはたき落とすを採用しています。
 初手に投げることも多かったので、とつげきチョッキを持たせることで元々高いタイマン性能をさらに強化しました。
受けにくいポケモンであるが故にミラー対決が多く起こるのでなるべく多くSに割き、先手で動けるようにしています。
 
【選出】
初手にはf:id:rem2601:20180228040525g:plainf:id:rem2601:20180228040948g:plainf:id:rem2601:20180228040923g:plainの対面性能の高いポケモンを置いていましたが、特に基本選出は定めていなかったので、相手のパーティを見て毎回その場で選んでました。
受けループ系統にはf:id:rem2601:20180228040525g:plain+f:id:rem2601:20180228040432g:plain+f:id:rem2601:20180228040902g:plainの選出をすることが多かったですね。猿一体で相手を崩していく動きを取るので、はたきおとすのタイミングで守ってくる守る持ちの火炎玉ミロカロス入り受けループは辛かったです。
 
【結果】
TN コウ 最終レート1826 3位
TN Illyasviel 最終レート1822 4位
 
どちらのROMも全く同じ構築を使いました。

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受けループが目に見えて強い環境の中でスタンパで一位取ったらかっこいいだろうな~と思って調整してきましたが、最終1位2位共に受けループだったようであと一歩力及ばずでした残念!
久しぶりの4世代環境楽しすぎたんで次はこの環境でシングル66やってみたいですね;bw((ぁ